いソノてルヲ先生―わが青春の日々
日劇
鈴木清順の『ツィゴイネルワイゼン』
【映画の記念盤EP『ツィゴイネルワイゼン』サウンドトラック】 今年、私は故あって鈴木清順監督の映画――『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』――を追いかけている。いわゆる“(大正)浪漫三部作”である。 一投目の『夢二』(1991年)...
伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』からトーキョー・ビートルズのこと
【伊丹十三氏も頭を抱えた(?)東京ビートルズ】 1887年創業のウイリアム・グラント&サンズ社(William Grant & Sons)が売り出しているスコッチ・ウイスキー「MONKEY SHOULDER」がたまらなく美味くて、ここしば...
プレイバック―さらば洋酒天国、恋のソプリツァ
【琥珀色に輝くサントリーのトリス・クラシック】 我が愛しの“洋酒天国”――。どうやら去る時がやって来たようである。悔いはない。 サントリーのトリスを飲む。瑞々しく、琥珀色に輝く“TORYS CLASSIC”の、なんたる落ち着き払った佇ま...
『洋酒天国』―ジャズと日劇〈2〉
【在りし日の日劇の姿。『洋酒天国』第58号より】 壽屋(現サントリーホールディングス)PR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)第58号は、昭和38年7月発行。熱っぽくルイ・アームストロングのジャズの話で盛り上がった前回からの続き。今回は日劇――。...
『洋酒天国』―ジャズと日劇〈1〉
【まったく入手するのに困難を極めた『洋酒天国』第58号】 この頃はスコッチのブレンデッドの「CLAYMORE」(クレイモア)をちびちび飲んでいたりするのだが、これがなかなか濃くて美味い。雑然とした日常の煩悩を一気に忘れさせてくれるような親...
『洋酒天国』とニューヨークのバレエ団
【『洋酒天国』第23-24号】 《夕飯の前には一杯のシェリイを、夕飯の後ではポートワインを、夜の十一時にはウィスキーを飲む練習をしたまえ。もし君が水ばかり飲んでいたら、いつまでたっても彼等から敬意を払われないだろう。 アンドレ・モーロワ イ...