我がツイッター時代のツイートより―「断捨離」編
村上春樹
我がツイッター時代のツイートより―『ライ麦畑でつかまえて』編
Utaro/青沼ペトロのツイッター(旧ツイッター)時代のアーカイブ。◎第1期:2010年4月22日~2022年6月26日(1.5万ツイート)◎第2期:2022年9月8日~2023年4月19日(2,588ツイート)以下は、この中から選りすぐり...
大江健三郎「晩年の読書のために」
【大江健三郎著『「伝える言葉」プラス』(朝日新聞社)】 作家・大江健三郎氏が3月3日に亡くなった――。14日付の朝日新聞朝刊では、「大江文学 戦後精神と歩む」という見出しで、大江氏の来歴や評伝などが掲載された(筆者・吉村千彰)。「民主主義...
村上春樹とシューマンのこと
【村上春樹著「謝肉祭(Carnaval)」】 そこには、ヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフ(David Fiodorovich Oistrakh)の重い表情の写真が載っていた。私は彼のその“眉間に皺を寄せた”重い表情から、目を離すこ...
アイリッシュ・ウイスキーとジョイスの話
【世界最古の蒸留所が誇るアイリッシュ・ウイスキー「キルベガン」】 朝日新聞が毎月第1日曜日に発行する特別紙面[朝日新聞グローブ](GLOBE)のNo.245は、興味深いウイスキー特集だった。その紙面のトップページにあった写真に、思わず私は眼...
アイラ島憧憬―スコッチの源流
【アイラのシングル・モルト・ウイスキー「ボウモア」12年もの】 旅そのものが敬遠され、その土地の文化の探訪や散策の醍醐味が失われる過渡期に今、差し掛かっているのかも知れない。危機的な状況ではある。いわゆるコロナ禍(COVID-19のパンデ...
ウイスキーとアイリッシュと村上春樹
【アイリッシュのタラモア・デューと向き合い束の間の休息】 私がウイスキーの酒を好んでいるのを、このブログで何度も書き綴ってきている。枚挙に暇がないくらい。そうして過去に記録してきた箇所を拾い読みし、掻い摘まむと、なんと8年前まではまだ、ア...
ラフロイグのスコッチ
【ラフロイグの10年物】 とある英字新聞で、“like a dog with a bone”という慣用句を知った。根気強い、粘り強い、という意。その新聞では、ある映画を紹介していて、“like a dog with a bone”はその映...
ミスター・グレイが持っていた『巡礼の年』
【村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』】 村上春樹氏の小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)で、灰田文紹という大学生が登場する。主人公・多崎つくるが通う工科大学の学生で、多崎つくるより2歳年下というこ...
『洋酒天国』と再びジンの話
【『洋酒天国』第12号】 今夏、大活躍したリオ五輪の選手団が帰国し、台風一過の穏やかな日光浴を愉しんでいると、どこかで秋の気配を感じさせてくれる今日この頃。夜な夜な酒も美味い、ということで2ヵ月ぶりのヨーテンを。 『洋酒天国』(洋酒天国...
「ラ・カンパネラ」の原風景
【貴重なレコード集「名曲鑑賞レコード」】 私の音楽体験の原風景は、幼年時代に聴いたレコードの数々である。そのうち、百科事典『原色学習図解百科』(1968年学研)の第9巻[楽しい音楽と鑑賞]には、クラシック・レコード集「名曲鑑賞レコード」(...