YELLOWS再考
遊郭
人新世のパンツ論⑰―特別編II・フンドシと森鷗外の『ヰタ・セクスアリス』
【わたくし、鷗外さんとはあまり縁が無いと思っていたが…】 「人新世のパンツ論⑭―最終回・愛しきフンドシは二度ベルを鳴らす」では、かつてフンドシが、「日本民族」の「精神的支柱」だった云々をテーマにした。そこでは、私自身が穿いた“フンドシ風”...
学生文芸誌『どん』と遊郭について
【千代田工科芸術専門学校・芸術課程の学生文芸誌『どん』】 私の母校の千代田工科芸術専門学校(東京・台東区)の学生文芸誌『どん』第15号(1992年春季特別号)については、鈴木清順監督の映画『夢二』の稿で既に触れた。この第15号には他にも、...
性のクロスワードパズル
【梅田晴夫著『ひまつぶしの本 無我夢中に楽しむ法』】 別稿で、鈴木清順監督の、いわゆる“(大正)浪漫三部作”(『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』)の映画について書き下ろそうと思っている。 個人的にこれは、長年の夢であった。若輩の...
細江英公の『シモン・ある私風景』〈2〉
【細江英公『シモン・ある私風景』より荒川放水路・四ツ木橋付近にて四谷シモン】 前回からの続き。細江英公の代表的な作品といえば、1961年の『おとこと女』、63年の三島由紀夫の身体による『薔薇刑』、69年の土方巽がモデルの『鎌鼬』、84年の...