『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』におけるジャバ様のこと
音楽
人新世のパンツ論⑮―編集後記・レナウンのワンサカ娘
昨年の11月より開始した「人新世のパンツ論」シリーズは、およそ10か月間、不定期連載を続け、先月14回目の「人新世のパンツ論⑭―最終回・愛しきフンドシは二度ベルを鳴らす」で無事に脱稿することができた。振り返れば、平易なパンツ論でありつつ、少...
『ぴあ』―素通りしてしまった映画たち
【キアヌ・リーブスさんの懐かしい広告。サントリーのリザーブ】 《香りたつたび、何かが起こる。》 氷の入ったグラスを片手に、柔らかな光を顔に当てられた俳優キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)さんが実に若々しい。ガス・ヴァン・サント(G...
人新世のパンツ論⑬―腰パンとステテコの話
前回の危険な雰囲気から逃れて、今回の「人新世のパンツ論」は、平易な地平の、日常的な趣に心を溶かし込みたい。パンツの身だしなみとおしゃれを追求するテーマである。 こうした私の素朴な試みを応援してくれる友は、文芸の中にこそあった。朝日新聞の「...
千代田学園の「千代田祭」備忘録
母校の高校の創立20周年記念誌の記念撮影 私のうしろ隣りにいる友人が持っているのは雑誌『ぴあ』 一昨年の12月に母校の工業高校の創立20周年記念誌(1990年)を断舎離した際、その“記念写真”をデジタル・アーカイブして発見したのは、友人が...
江戸川乱歩から始まった私の小説旅
【大人になってから入手したポプラ社の「少年探偵」シリーズの本】 小学校時代、学校の図書室に入り浸って、江戸川乱歩の「少年探偵」シリーズをよく読んだり借りたりしていた――という話を、十数年前に書いた(「江戸川乱歩と図書室の話」)。その頃は、...
人新世のパンツ論⑨―日本男児の終焉とスーパーな昭和50年代
【かつて長崎屋で販売されていたスーパービキニタイプのブリーフを入手】 かつて衣料品の流通販売で活況を呈していたスーパーマーケットの長崎屋(※屋号のロゴ表記は長﨑屋)の、スーパービキニタイプのブリーフを入手した。その「サンバード」という独自...
「小説すばる新人賞」に関する意欲的な備忘録
【あまりに幼かったのでどう受け止めていいのかわからなかった…】 これはあくまで備忘録としての体裁にとどめたい。 第37回 小説すばる新人賞原稿募集中!対象 エンターテイメント小説。ジャンル不問。日本語で書かれた自作の作品に限ります。資格 ...
人新世のパンツ論⑦―ラグジュアリーなランジェリー
【伴田良輔著『UNDER WEARS』よりJeanloup Sieffのフォト作品】 黒のレース地に驕奢な蔓草模様がふちどられたランジェリーへの夢は、肉体を艷やかに彩り、昼夜の境界なく当て所もない愛と欲望の路地裏に彷徨うだろう。下着とは、...
人新世のパンツ論⑥―虎の尾を踏むパンツ
前回からの続き。 女性週刊誌『女性セブン』昭和50年7月2日号に掲載された企画記事「あなたの彼にいかがですか?」。 こうした率直な企画が――つまり、一般人が素性を明らかにしたうえで、少々可笑しみを加味してパンツ姿をさらす、なんていうのが、昭...
大谷翔平にふれるひと
身も心も清廉潔白な人なんていやしない。 前稿の「『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』におけるジャバ様のこと」の中で、多少皮肉めいて悪辣かつ卑劣なジャバ・ザ・ハットに捕らわれたレイア姫のことを書いたが、なんといってもそのレイア姫を演じたキャリ...