スポーツ

性教育

人新世のパンツ論⑧―パンツのモリとエイセイ

【ズバリその通りなのです。とりかえるべきものはパンツと旦那さんかもしれない】  小学4年生だったか、学校の砂場で砂遊びに大変夢中になったことがあった。友達と一緒にエッサホイサと砂を盛り上げ、片方にとんでもない高さの砂山ができ、もう片方は地べ...
映画

人新世のパンツ論⑦―ラグジュアリーなランジェリー

【伴田良輔著『UNDER WEARS』よりJeanloup Sieffのフォト作品】  黒のレース地に驕奢な蔓草模様がふちどられたランジェリーへの夢は、肉体を艷やかに彩り、昼夜の境界なく当て所もない愛と欲望の路地裏に彷徨うだろう。下着とは、...
ビジネス

人新世のパンツ論⑥―虎の尾を踏むパンツ

前回からの続き。 女性週刊誌『女性セブン』昭和50年7月2日号に掲載された企画記事「あなたの彼にいかがですか?」。 こうした率直な企画が――つまり、一般人が素性を明らかにしたうえで、少々可笑しみを加味してパンツ姿をさらす、なんていうのが、昭...
ビジネス

人新世のパンツ論⑤―あなたの彼にいかがですか?

昨年11月より不定期で開始したシリーズ「人新世のパンツ論」の第5回。このシリーズでは、男性下着のパンツとそれにまつわる言説を拾い集めていき、自己肯定感とおしゃれとの関係について紐解いていく。  《あなたの彼はどんな下着をはいていますか。白?...
映画

『バタアシ金魚』のこと

【映画『バタアシ金魚』のビデオテープ】  私が書いたウェブ小説サイト[架空の演劇の物語]の中で、ある登場人物の住んでいる町として、千葉県の「千城台」(ちしろだい)とした箇所が出てくる。 なぜ「千城台」なのかについての理由の一つは、イングラン...
スポーツ

大谷翔平にふれるひと

身も心も清廉潔白な人なんていやしない。 前稿の「『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』におけるジャバ様のこと」の中で、多少皮肉めいて悪辣かつ卑劣なジャバ・ザ・ハットに捕らわれたレイア姫のことを書いたが、なんといってもそのレイア姫を演じたキャリ...
文学

開高健『開口閉口』―やらされることの美学〈1〉

【清らかな自然に囲まれた山荘より】  ――こんな夢を見た。 人権擁護の活動家である私は、都会の喧騒を離れて、山荘にこもった。 夜な夜な、名前のよく知らない銘柄のスコッチを一杯飲む。すると、じんわりとした温かさが体を包み込んで、疲労感が一気に...
スポーツ

『すくすく』の本とお母さん剣士

【もはやそこは道場の面影なし。時代とともに様変わりした市営の公民館があるだけ】  一昨年の暮れ、自身の学生時代の卒業アルバムや家族写真アルバム、保管していた手紙等々をばっさりと断捨離(だんしゃり)。それまで、こうしたものは安易に「捨てるもの...
映画

人新世のパンツ論③―紫から白のブリーフ呪縛へ

零落の奥底から湧いてくる威厳といふものがあるやうに、真裸でゐるといふ事は、仕着を着て行くよりも、人間らしくあるといふのに、更に近いものである。 ラム著『エリア随筆』より引用 【困惑の時代から目覚めて「白のブリーフ」を着用し始めた2013年(...
文学

我がツイッター時代のツイートより―「朝井リョウ」編

私の旧ツイッター時代のアーカイブの中から「朝井リョウ」関連のツイートを抽出しました。