インターネット

科学

岸本佐知子さんのアピヨンポンポン

【『ちくま』2024年9月号より岸本佐知子連載「ネにもつタイプ」】  これを書かずにいると、夜も眠れなくなる――と思ったので、書いておくことにする。  翻訳家でエッセイストの岸本佐知子さんが、筑摩書房のPR誌『ちくま』で「ネにもつタイプ」を...
コンピューター

ブルネットの女は消防士となって逃げた

アーウィン・ウィンクラー監督の映画『ザ・インターネット』に関する考察です。
ゲーム

『ウォー・ゲーム』とコンピューター侵入事件

【映画『ウォー・ゲーム』のパンフレットの表紙。二人の顔が画面に映った顔と違う】  かつて、パソコンマニアの高校生が、軍のホスト・コンピューターのネットワークをハッキングし、アメリカと旧ソ連の全面核戦争を引き起こしかねない事態に陥らせた――と...
コンピューター

世界の縁側―幻のNetsound

【月刊誌『Sound & Recording Magazine』のコラム「世界の縁側」(1996年)】  CubaseもLogicもPerformerもOPCODEのVisionも、当然ながらPro Tools IIIも所有していなかった2...
コンピューター

おはようパソコン通信

【懐かしい雑誌『UTAN』1995年11月号】  たまたま最近入手した、古い学研の科学雑誌『UTAN』の“パソコン通信”の特集記事を読んで、その言葉の甘美なる響きと共に、まだ20代であった淡い「90年代」を走馬灯のように――私は走馬灯という...
コンピューター

オフライン男子

【私の愛用のポメラ。でも今回はこれが主役ではない】  「どうってことはないありふれた光景」であるにもかかわらず、それが「ほぼ毎日」続いて、次第に何やら意味深な、やはり特異なことのような光景に出くわしている。私は何を感じたというのか。何を知っ...
コンピューター

誘惑は螺旋階段のように【補遺】

スパムは尽きない。果てることがない。現代地球上の電子メール通信のほとんどが、スパムである。  いつの頃からか、私のメーラーの迷惑フォルダに毎日届くようになった“ロマンチックな”スパム。ただ単にそれらが「言葉」の、艶めかしい作文であるだけなら...
コンピューター

誘惑は螺旋階段のように

スパムメールの中身にうつつを抜かしてはならない。が、延々と自問自答を繰り返す日々の中に、時折、階段から滑り落ちる一瞬というのがある。〈滑り落ちてみようか〉と思わせる未知なる鋭利な誘惑である。 そもそもこの一瞬の魔は、メールソフトの迷惑フォル...