青い空の下で―Blueskyという新しい世界
インターネット
人新世のパンツ論⑰―特別編II・フンドシと森鷗外の『ヰタ・セクスアリス』
【わたくし、鷗外さんとはあまり縁が無いと思っていたが…】 「人新世のパンツ論⑭―最終回・愛しきフンドシは二度ベルを鳴らす」では、かつてフンドシが、「日本民族」の「精神的支柱」だった云々をテーマにした。そこでは、私自身が穿いた“フンドシ風”...
岸本佐知子さんのアピヨンポンポン
【『ちくま』2024年9月号より岸本佐知子連載「ネにもつタイプ」】 これを書かずにいると、夜も眠れなくなる――と思ったので、書いておくことにする。 翻訳家でエッセイストの岸本佐知子さんが、筑摩書房のPR誌『ちくま』で「ネにもつタイプ」を...
ブルネットの女は消防士となって逃げた
アーウィン・ウィンクラー監督の映画『ザ・インターネット』に関する考察です。
『ウォー・ゲーム』とコンピューター侵入事件
【映画『ウォー・ゲーム』のパンフレットの表紙。二人の顔が画面に映った顔と違う】 かつて、パソコンマニアの高校生が、軍のホスト・コンピューターのネットワークをハッキングし、アメリカと旧ソ連の全面核戦争を引き起こしかねない事態に陥らせた――と...
世界の縁側―幻のNetsound
【月刊誌『Sound & Recording Magazine』のコラム「世界の縁側」(1996年)】 CubaseもLogicもPerformerもOPCODEのVisionも、当然ながらPro Tools IIIも所有していなかった2...
おはようパソコン通信
【懐かしい雑誌『UTAN』1995年11月号】 たまたま最近入手した、古い学研の科学雑誌『UTAN』の“パソコン通信”の特集記事を読んで、その言葉の甘美なる響きと共に、まだ20代であった淡い「90年代」を走馬灯のように――私は走馬灯という...
オフライン男子
【私の愛用のポメラ。でも今回はこれが主役ではない】 「どうってことはないありふれた光景」であるにもかかわらず、それが「ほぼ毎日」続いて、次第に何やら意味深な、やはり特異なことのような光景に出くわしている。私は何を感じたというのか。何を知っ...
キュレーションの時代とディジー・ミズ・リジー
【ディジー・ミズ・リジー日本公演告知のフライヤー】 昭和56年4月23日、プロレスラー・初代タイガーマスクのデビュー戦(対ダイナマイト・キッド戦、場所は東京・蔵前国技館)でタイガーマスクがあるロックバンドの生演奏に合わせてリングに入場した...
再び『愛蘭土紀行』
幼少の頃よく聴いていたクラシック・レコードのジャケットやら解説のたぐいの写真などで、ロンドンを行進する軍楽隊の、その赤色と黒色の調和の取れた服装であるとか、別の写真におけるパリかどこかの街の、とある市民がフランスパンをハトロンの紙袋に包んで...
誘惑は螺旋階段のように【補遺】
スパムは尽きない。果てることがない。現代地球上の電子メール通信のほとんどが、スパムである。 いつの頃からか、私のメーラーの迷惑フォルダに毎日届くようになった“ロマンチックな”スパム。ただ単にそれらが「言葉」の、艶めかしい作文であるだけなら...