ギリシャ

ミュージアム

アラビアの道―東博・表慶館にて

【上野の東博・表慶館】 春の兆しを体感した2月末の穏やかな日、東京・台東区の東京国立博物館(通称・東博)におもむく。目的は、『アラビアの道―サウジアラビア王国の至宝』の観覧。東博の表慶館という趣のある場所で、人類の歴史と文明を遡り、アラビア...
美術

見返り美人のこと

【左2枚が「見返り美人」。右2枚は歌川広重「月に雁」】 日本美術史において美人画の最高傑作というものが何であるか、私は知らない。考えたこともなかった。ただし近頃何故か、美人画と称される絵画に出くわす機会が多い。無論、最高傑作などという商業性...
美術

ミロのヴィーナスと桜の木

比較的暖かな日々が続いた直後の、急激な冬の到来。厚手の上着を着込む。冷気を感じた早朝、子供の頃から見慣れていた桜の大木の、いびつになった形に私はしばし茫然とする。  最近と言えば最近であった。昔からずっとその桜の大木を、私は見続けていた。艶...
飲み物

『洋酒天国』と樽の話

Barrelすなわち「樽」(たる)について書いてみる。  その前に少し脱線するが、樽で思い出すのは、タカラトミーの大ヒット玩具、「黒ひげ危機一発」だ。  これは子供の頃、おもちゃ屋で買ってきてよく遊んだ。単純に思い出すのは、複数人で順番に短...
文学

愛蘭土紀行

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年12月26日付「愛蘭土紀行」より)。  ジョイスの『若い藝術家の肖像』あるいは『ユリシーズ』繋がりで先々月あたりから本を開き始めた、司馬遼太郎著[街道をゆく]シリーズの...