トリス

飲み物

開高健『開口閉口』―でっちあげられた酒

【もう当然のごとくおなじみである開高健著『開口閉口』】 いよいよ天下のザ・マッカラン(THE MACALLAN)を飲もうかしらんと思った矢先、開高健の“マゼモノ酒”云々の話を本で読んだために、なんとなく気勢がそがれ、ここは一つ落ち着いて、ト...
音楽

ポエティックな喫茶の話

【『Sound & Recording Magazine』2023年6月号「Berlin Calling」】 ベルリンで日本由来のリスニング・バーが流行っているらしい――。 そんなトピックは、日本の昭和世代の“喫茶愛好家”にとって、いかにセ...
音楽

「ビューティフル・ネーム」と国際児童年

【タケカワユキヒデ率いるゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」】 幼年時代に“英語の混じる歌”を違和感なく歌えたのは、姉のおかげである。 まだ保育所に通っていた頃、テレビドラマ『西遊記』(主演は堺正章、夏目雅子、岸部四郎、西田敏行)のエンディ...
飲み物

古き良き『洋酒天国』―ふたたび49号

【酒飲みすこぶる歓迎『洋酒天国』第49号】 「毎晩、晩酌かい?」――。知り合いの方にそう訊かれ、おもむろに「ウイスキーを毎晩少し」と答えた。まさか今、〈ちょっとした心積もりで禁酒中なんです〉――とは言えず、その後会話は外連もなく流暢に弾んだ...
音楽

伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』からトーキョー・ビートルズのこと

【伊丹十三氏も頭を抱えた(?)東京ビートルズ】 1887年創業のウイリアム・グラント&サンズ社(William Grant & Sons)が売り出しているスコッチ・ウイスキー「MONKEY SHOULDER」がたまらなく美味くて、ここしばら...
音楽

よみがえる『洋酒天国』―ニューヨークの酒場

【新しく入手した『洋酒天国』第2号。表紙は柳原良平】 『洋酒天国』の第1号から第61号まで全号踏破し、昨年の11月、感極まって「プレイバック―さらば洋酒天国、恋のソプリツァ」を書いた。既に私の手元には、蒐集したこれらの冊子群は一切無い。――...
写真・カメラ

小栗康平の『泥の河』と映像の文体

【『映画を見る眼~映像の文体を考える』より映画『泥の河』のカット割りされたショット】 私の10代から30代にかけての小栗監督に対する“恥ずべき誤認”については、前回書き述べた通りである。ここでは、小栗監督が講師を務めたNHK人間講座『映画を...
飲み物

プレイバック―さらば洋酒天国、恋のソプリツァ

【琥珀色に輝くサントリーのトリス・クラシック】 我が愛しの“洋酒天国”――。どうやら去る時がやって来たようである。悔いはない。 サントリーのトリスを飲む。瑞々しく、琥珀色に輝く“TORYS CLASSIC”の、なんたる落ち着き払った佇まいよ...
文学

『洋酒天国』―全号踏破とサイエンス・フィクション

【『洋酒天国』第61号】 前号に引き続き、今回は第61号。振り返れば、当ブログの2011年7月に初めて『洋酒天国』を紹介した(「開高健と『洋酒天国』」)のを思い出す。それより数年前から個人的にこの雑誌を蒐集していて、当時は25冊ほど手元にあ...
ゲーム

酒とギャンブルと『洋酒天国』

【『洋酒天国』第60号】 酒とギャンブルと…というのはタイトルとしてちとよろしくない。なにか卑俗的で真面目さに欠け、紳士的でないと受け取られる。酒に溺れギャンブルに溺れ、放蕩三昧の挙げ句、一家離散、空しい人生――常に人は想像を暗い方へ、極端...