人新世のパンツ論⑮―編集後記・レナウンのワンサカ娘
小説新潮
ニコラス・レイあちらこちら
【何度でも登場しますが、これが伊丹十三著『ヨーロッパ退屈日記』です】 興奮冷めやらぬまま――。 アメリカ大統領選でトランプ氏が返り咲いた一報が届いたが、そんなことで私が興奮していたのではない。 しかと心得て遠距離恋愛を構えるのなら、人生の...
ブルーな春の星を書き替える
【たぶん私はこの本をなにがなんでも手放さないと思う】 ライ麦パンにイタリアンチーズをのっけて食べるところから始めようか。そうでないなら、ジェイ・マキナニー(Jay McInerney)のオフィスにある、コーヒーショップでテイクアウトしたコ...
伴田良輔「天国のフェイマス」
【伴田良輔著『愛の千里眼』(河出文庫)よりエッセイ「天国のフェイマス」】 およそ1年ぶりくらいご無沙汰して、伴田良輔著『愛の千里眼』(河出文庫/1991年初版)を手に取り、読み耽った。きわめて珍しいことなのだけれど、今頃になって、気にも留...