人新世のパンツ論⑤―あなたの彼にいかがですか?
村岡博
お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈三〉
いま私は中国茶の「武夷肉桂」(ぶいにっけい)を専門店から取り寄せて、そのふくよかなお茶のひとときを、束の間の休息を愉しもうとしている。岡倉天心と私淑するmas氏の話をすれば、おのずとそれはお茶の話になるという筋道が、昨年の前回の〈二〉まで。...
お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈二〉
【エロティックな中国茶?「平水珠茶」】 前回は、ウェブ周りで私が私淑するmas氏の“消えたサイト”「中国茶のオルタナティブ」について書いた。「湯相」又は「湯候」といった湯の温度を音で感覚的にとらえる、などの話であった。 今回は岡倉天心の...
『茶の本』を手にして
もし自分に、「あらゆる書物を捨て、旅に出でよ」と天命が下るとするならば、私は躊躇せず着の身着のままの旅を始めるに違いない。しかし唯一、その天命に抗えることができるならば、私は一冊の本、岡倉天心の『茶の本』を片手に旅を続けることを乞うだろう―...