高村光太郎

文学

高校で学んだ「清光館哀史」

【高校の国語教科書から柳田国男「清光館哀史」】 高校の国語教科書にあった柳田国男の随筆「清光館哀史」を初めて読んでから、28年の歳月が流れた。この時の国語教科書についても、また「清光館哀史」の――国語の先生の何故か異常なくらいに熱心で執拗な...
文学

中野重治の「歌」

【高校時代に使用していた筑摩の国語教科書より】 高校3年時の国語教科書を開く。筑摩書房の『高等学校用 国語Ⅱ二訂版』。この教科書については、当ブログ「教科書のこと」でも触れており、先日はこの教科書で知った評論家・唐木順三についても書いた。誰...
学校

17歳の告白

たびたび当ブログで旧友Kを登場させている(「教科書の中の高村光太郎」参照)。私の少年期から青年期にかけて、とりわけ感興をそそられた友人であったから、登場回数も多い。  こんなことを書くと失礼に当たるが、Kのトレードマークはおでこに広がったニ...
文学

教科書の中の高村光太郎

音楽における創作活動のうち、【作詞】という分業は、私にとって切実な命題となっている。 あるリズムを伴ったメロディに、言語を織り込んでゆく作業。言語の一片一片の音の形(音韻)、語彙、意味からくるイメージの世界であり、人間の意思や意志、行動、そ...