『洋酒天国』―酒と女と夜の歓楽の話
mas氏
お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈一〉
【mas氏のウェブ「中国茶のオルタナティブ」】 およそ6年くらい前、私が音楽活動(ソロ・プロジェクト[Dodidn*])をウェブ上で新展開するにあたり、ホームページやブログをlaunchするうえでたいへん参考にした“個人サイト”というのが...
愛するカメラとは何か
【玄関にあった鉢植えの花をテスト撮影①】 カメラが好きである。カメラのボディとレンズによる光学とその機構が好きである。若い時に銀塩写真の現像術を習わなかったことを、少し後悔したりもする。カメラを通じた光学と化学の関係、領域――。その両輪に...
レンズへの惑溺
【ソ連製レンズJupiter-8の不思議な蒼さ】 1960年代のソ連製レンズ、Jupiter-8(50mm/F2)はなんだか玉が蒼い。この蒼さの魅力に取り憑かれて、まるで女性が香水や宝石に夢中になるように、私はこのレンズを光に透かして眺め...
ふらふら人恋しい写真の具象論
【モノクロームの旅は浅草から始まった…】 私がまだ20代後半だった頃、世の中のすべての《音楽》がザラザラとした美しくないもののように感じられた、比較的長い“一時”があった。 誤解を恐れずに言えば、安物の機材ばかり揃えてしまうと、例えばピ...
赤瀬川原平さんと写真の話
【赤瀬川さんに影響されて買ってしまったバルナック型ライカ】 赤瀬川原平さんが亡くなった。 文庫本ではない単行本の方の、尾辻克彦名義の『ライカ同盟』(講談社)が懐かしい。バルナック型ライカの線画、ライカのトレードマークである赤丸が印象的で...
排水機場を写したデジタルカメラ
十数年ほど前、とんでもないデジタルカメラを買ってしまって、頭を抱えたことがある。 MINOLTA(旧ミノルタ)の「DiMAGE 7」。 その頃はCanonの300万画素デジタル・コンパクトカメラなどを所有していたのだが、そろそろズームレ...
ロモとライカと藪の中
カメラの話をしたいのだが、その前にしばし脱線する。 【マンリョウの紅い実(CANON EOS 6Dで撮影)】 WWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)の会報誌の見開きに、杉野由佳さんが描いた「ナンテン」の細密画が掲載されて...
中国茶とスイーツの主人
インターネットのウェブサイトを通じて、私がこの10年の間に、“雑学”的な読み物として多大な影響と共感を得ていたある一つの個人サイト、があった。そのサイト名とオーナー(男性)の氏名はここでは伏せておく。尤もそのサイトは現在抹消されていて、オー...
写真の裏側
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2009年8月3日付「写真の裏側」より)。 写真を撮るための、「感性を磨く」ということはどういうことであろうか、ということを私は常々考えます。 結論を先に言えば、いかなる性能...
木村伊兵衛という人―『僕とライカ』より
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2005年2月26日付「木村伊兵衛という人―『僕とライカ』より」より)。 写真家・木村伊兵衛著『僕とライカ』(朝日新聞社)の、「木村伊兵衛傑作選」で括られた写真の中で、私...