ビジネス

演劇

岸本佐知子さんの饒舌な電話

【筑摩書房のPR誌『ちくま』2025年4月号(No.649)】 筑摩書房のPR誌『ちくま』に連載されている「ネにもつタイプ」は、翻訳家でエッセイストの岸本佐知子さん執筆のコラム。毎回面白くて、つい私は追従して読み耽ってしまっている。 前回は...
ビジネス

ヒッチコックの映画『ファミリー・プロット』

【アルフレッド・ヒッチコック監督の顔と名前くらいは知ってる?】 前回の『フレンジー』から、すぐにお会いできましたね。お元気でしたか? 皆さんの考えはお見通ですよ。ヒッチコックの映画など、基本的には感想を述べないほうが、宜しい。あんたなんて映...
映画

ヒッチコックの映画『フレンジー』

【アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『フレンジー』の1シーン】 ヒッチコック映画狂である私が『サイコ』(“Psycho”)について書いたのは、昨年の9月だった(「映画『サイコ』とラブホの関係」)。あれは誠にクレイジーな映画であった。とはい...
スポーツ

朝井リョウさんの各各の書評ふたたび

昨年までずらりと本棚に並んでいた朝井リョウさんの本を整理して、『死にがいを求めて生きているの』(中央公論新社)の1冊しか残っていないと先々月書いた(「朝井リョウさんの各各の書評から」)。 命がけで小説を書いてきた作家さんからすれば、たぶん迷...
美術

岸本佐知子さんのEDOからタコへ

【筑摩書房のPR誌『ちくま』2025年3月号。表紙は市川春子】 またもや岸本さんがやってくれた。 翻訳家でエッセイストの岸本佐知子さん。筑摩書房のPR誌『ちくま』2025年3月号(No.648)の「ネにもつタイプ」。今号のタイトルは、「ED...
映画

孤独なる生きづらさを描いた映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』から

【ケン・ローチ監督の映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』の登場人物たち】 「孤独」な人、「孤立」している人というのは、良くも悪くも性格的に独りよがりなのだ。何かしら自分の信念を貫き、それが結果的に独りよがりになる場合があるだろう。あるいは自...
ビジネス

ブリリアントカラーでバグる世界

キャスターも大変なお仕事でございます何を察しての発言かよくわかりませんでした 自称メモ魔の“自己流”スクショ掻き集め戦術――が功を奏して、一昨年の初旬から「バグる世界」を展開してきた。なにやらシリーズ化の様相である。 昨年末から今年の初めに...
文学

岸本佐知子さんの日記めいたものから摘まむ

【岸本佐知子さんの連載「ネにもつタイプ」より「拾遺」】 既に私のアカウントのBlueskyでは記しておいたのだけれど、当ブログ1月7日付の「ヒッピー&ハイパーな睦月の始動」でのiMac(G3初期型)入手の件、この投稿2日後に家に届き、ライム...
コンピューター

トモダチってなんだろう?―オフライン女子の話

とある青年が、昼食時にスマホをいじらず電子辞書を愛玩して孤独なオフライン生活を営んでいるエピソードを紹介したのは、もうかれこれ9年も前になる(「オフライン男子」)。 基本的に仕事は真面目だけれど、他人とはほとんど口をきかず、笑顔も見せない青...
演劇

『平凡パンチ』と早大スペイン語研究会の備忘録

【『平凡パンチ』1978年11月27日号。コンボイに学生寮にそれから…】 昨年12月の当ブログ「人新世のパンツ論⑱―特別編III・シキボウと『平凡パンチ』」で、稀代の週刊誌『平凡パンチ』の“男性ブリーフ特集”についてお伝えした。 それまで私...