千代田学園の「千代田祭」備忘録
テレビ
岸本佐知子さんのアピヨンポンポン
【『ちくま』2024年9月号より岸本佐知子連載「ネにもつタイプ」】 これを書かずにいると、夜も眠れなくなる――と思ったので、書いておくことにする。 翻訳家でエッセイストの岸本佐知子さんが、筑摩書房のPR誌『ちくま』で「ネにもつタイプ」を...
『ぴあ』―素通りしてしまった映画たち
【キアヌ・リーブスさんの懐かしい広告。サントリーのリザーブ】 《香りたつたび、何かが起こる。》 氷の入ったグラスを片手に、柔らかな光を顔に当てられた俳優キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)さんが実に若々しい。ガス・ヴァン・サント(G...
人新世のパンツ論⑫―ゆとれぬパンツの危険な冒険
【スキャンダルに職業は関係ないが、タレントはやはり人気商売ゆえにおごりがあるのだ】 高校野球の開会式をテレビで観ながら、「ミミズにおしっこをかけるとおちんちんがはれる」について考えていた。子どもの頃にそんな言い伝えを聞いたことがあった。 ...
江戸川乱歩から始まった私の小説旅
【大人になってから入手したポプラ社の「少年探偵」シリーズの本】 小学校時代、学校の図書室に入り浸って、江戸川乱歩の「少年探偵」シリーズをよく読んだり借りたりしていた――という話を、十数年前に書いた(「江戸川乱歩と図書室の話」)。その頃は、...
人新世のパンツ論⑪―安心安全なトランクスと海パンの話
ワコールが2008年に実施した「男性の心理と下着に関する意識調査」(※首都圏の15歳から64歳の男性個人を対象)によると、8割弱の男性がトランクスを選んで穿いているという。 例えばそれ以外では、ボクサーパンツやボクサーブリーフは、働き盛り...
人新世のパンツ論⑨―日本男児の終焉とスーパーな昭和50年代
【かつて長崎屋で販売されていたスーパービキニタイプのブリーフを入手】 かつて衣料品の流通販売で活況を呈していたスーパーマーケットの長崎屋(※屋号のロゴ表記は長﨑屋)の、スーパービキニタイプのブリーフを入手した。その「サンバード」という独自...
開高健『開口閉口』―アリ釣りとオスとメスの話
【開高健著【開口閉口】(新潮文庫)】 ――こんな夢を見た。 人権擁護の活動家である私は、都会の喧騒を離れて、ある山荘にこもった。夜な夜な、スコッチの後に、オールド・トム・ジンをベースにしたトム・コリンズのカクテルを一杯飲む。かけているレコ...
再びバグる世界
関心のある情報のメモを取れば取るほど、謎が深まる、バグってしまうという話。
伴田良輔の『眼の楽園』―バラとデイヴィッド・リンチ
伴田良輔著『眼の楽園』「薔薇と雲」におけるバラの花とリンチの映画について。
恋は突然に―「オール・アット・ワンス」
1986年の「夜のヒットスタジオDELUXE」にホイットニー登場。あの場所はどこだったのでしょうか?